講演の中では、被災体験、地域と学校が連携して防災教育に取り組む理由、地域における将来の担い手づくりといった内容から、発災後の避難所生活の実情まで幅広くお話しいただきました。
また、参加者からは、「ありがとう」という言葉の大切さや、自分の命は自分で守ることを再認識したという声が多く、被災後の精神状況を時期や段階に分けて述べられていたことが印象深かったという感想をいただきました。
2023年1月16日(月曜日)午前10時から11時30分まで(開場は午前9時30分)
町田市役所3階会議室(町田市森野2-2-22)
「助けられる人から助ける人へ」
糸日谷 美奈子(いとひや みなこ) 氏
東日本大震災において、岩手県釜石市の3000人近い小中学生のほぼ全員が避難し、奇跡的に無事だった「釜石の奇跡」で知られる釜石東中学校の教員として、子どもたちと一緒に避難しました。当時勤めていた釜石東中学校では、子どもたちが自主的に避難したことは震災の前から防災教育を実施していたからこそであり、防災教育の重要性を伝えるとともに、復興していく子どもたちのようすなども同時に伝えたいです。