ペット×防災

高ヶ坂小学校 ペット同行避難訓練

避難施設では、災害時にペットを連れて避難する「同行避難」が可能ですが、受付方法や受け入れの流れ、飼い主のルールなどについては、今後さらに整備を進めていく必要があります。
そこで町田市では、初めてペット同行を想定した避難施設開設訓練を実施しました。
訓練を通じて、ペットを飼っている人も飼っていない人も、お互いの立場や考えを理解し合いながら、課題や改善点を共有することができました。


  • 日時:2025年12月6日(土)10時00分〜11時30分
  • 場所:町田市立高ヶ坂小学校
  • 連携機関:町田市、保健所、高ヶ坂・成瀬地区連合会、町田いぬねこ守り手ネットワーク、ペット災害危機管理士、一般社団法人減災ラボ

受け入れ準備

  避難難施設運営委員のペット班および参加者の有志で以下の準備を手分けして行いました。

 

(1)受付づくり

  • 様式の整理
  • 受付の机、筆記用具の準備

(2)ペット受け入れ場所の環境づくり

  • ペット置き場の明示
  • 汚れ防止のためのブルーシート敷き

(3)掲示物等の掲示

  •  ペット用受付の案内
  • 誘導看板の掲示
  • 受付、ルールの掲示 など


受け入れ

ペット同行避難訓練の流れ(高ヶ坂小学校訓練版)

  1.  避難者受付(正門)で、ペット同行避難者用の受付(裏門)を案内する。
  2. ペット同行避難者は、ペット同行避難者用の受付で手続きをし、受け入れルールを確認する。
  3. 「同行避難動物台帳(訓練用)」に記入し受付へ提出する。
  4. ペットの情報を「ペットネームカード(訓練用)」に記入し、持参したケージやキャリー等に掲示する。
  5. ペットを指定された場所に係留またはケージやキャリーに入れて置く。
  6.  受付担当は、提出された「同行避難動物台帳」の情報を「ペット登録台帳」に整理・集約する。


振り返り

ペットを受け入れ場所に預けたペット同行避難者は体育館に移動し、町田市、保健所、アドバイザー、動物保護支援団体などと訓練の振り返りとアンケートを行いました。

 

アドバイザーより

  • 今回のような訓練を通して、ペットを飼っている人も、苦手な人も、さまざまな考え方の人がいることを前提に地域で話し合いながら取り組むことが重要です。
  • ペットはトラブルの元になると思われがちですが、災害時にはペットを預かる人が現れるなど地域の助け合いが生まれることもあります。
  • •ペット同行避難者(飼い主)も主体的に避難所運営に関わることが重要です。飼い主が運営に参加することによって、ペットにとっても飼い主にとっても、また他の避難者にとっても、より良い避難環境づくりにつながります。事前に飼い主の会を作れるとより良いですね。

 アンケートの結果より

  • 実際にペットを伴う避難施設開設訓練を行うことで、避難施設運営委員やペット同行避難者が避難施設運営の流れや必要な配慮事項をイメージできた。
  • スペース確保、衛生管理、動物同士のトラブル、環境対策(暑さ・寒さ)、慣れない環境の中でのペットのストレスなど、実災害時に想定される課題が共有できた。
  • 試作した様式の改善点(個人情報の表示、必要情報の追加、まとめ方など)の抽出。
  • ペット飼育者と非飼育者双方が参加することで、互いの立場や配慮事項への理解が深まり、協力して体制を整えていくことの重要性を確認できた。

今後に向けての課題・改善点

ペットが増えた場合のスペースの不足、受付体制や様式・ルールの見直し、排泄や鳴き声などの対応、アレルギー対応、暑さ・寒さなどのペットのストレス対策、飼い主の事前準備、地域への啓発や周知 など



  • 人とペットの避難場所が分かれていることに少し安心した。
  • ペット同行避難がどういったものになるのかを知る良い機会になった。
  • 防寒対策など、実際に犬や猫に何が必要かを考えることができた。
  • ペットを飼っている人にとっては、「ペットも家族」という人がいるということがわかった。
  • 犬は様々な環境でも落ち着いていられるようにトレーニング、猫についてはキャリーやゲージに慣れておくなど、日頃のトレーニングが大切。 

訓練で活用した様式類

各避難施設の状況に応じてご活用・ご参考にしてください。

ダウンロード
同行避難動物台帳(訓練用).pdf
PDFファイル 74.8 KB
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ペットネームカード(訓練用).pdf
PDFファイル 73.7 KB
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ペットの飼い主の皆さんへ:飼育ルール(訓練用).pdf
PDFファイル 109.8 KB